りんごの効能、絶対に食べるべき8つの理由をご紹介します。りんごには、健康に良い様々な利点があります。 食物繊維とビタミンCなどの栄養素を豊富に含むことで、病気の予防に役立ちます。では、りんごを継続的に食べた時に 現れる体の変化について、具体的に見ていきましょう。

1. 心臓血管疾患に役立ちます。

りんごに含まれるカリウムが体外にナトリウムを排出させてくれ、水溶性食物繊維が豊富に含まれているため、 血中コレステロール値を下げる効果があります。それに加えて、フラボノイドが多く含まれているため、血圧を下げるのに役立ちます。
 
りんごの中のカリウムがナトリウムと水分が体内に過剰に蓄積されないように排出するのを助けるため、高血圧の管理にも 非常に良い果物と言えるでしょう。
 
また、心臓病の予防効果も期待できます。特にエピカテキンという成分は、脳卒中の発症率を下げる効果もあるそうです。 さらにLDLコレステロール値を下げ、抗酸化作用もしてくれるため、血管の健康に本当に大きな助けとなる食品です。

2. 2型糖尿病の予防に役立ちます。

毎日1個ずつ摂取した人は、そうでない人に比べて2型糖尿病の発症率が25～30％ほど低くなったそうです。 この研究チームは、りんごの中のポリフェノール成分が、膵臓のβ細胞に対する組織損傷の予防に役立っているのではないかと推測しています。 そのため、毎日りんごを食べると、糖尿病にも本当に大きな助けになると言えるでしょう。

3. 美容と便秘予防に役立ちます。

りんごには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のペクチンという成分が非常に豊富です。 このペクチンという成分は、腸の運動を規則的にしてくれるため、便秘予防に役立ちます。
 
また、肌の毛穴の開きを収縮させて、肌を明るく美しくしてくれます。美白、老化防止にも役立ち、りんごに豊富に含まれる成分は、 角質の毛穴に詰まった汚れを落とし、肌トラブルの改善にも役立つそうです。

4. 抗がん作用と免疫力を強化します。

りんごの中のフラボノイドは、抗がん物質を生成し、がんの成長を抑制するのに役立ちます。 特にトリテルペノイドという成分は、肝がん、大腸がん、乳がんの予防に役立ちます。 また、ビタミンCの含有量が高いため、免疫力強化にも効果抜群です。 

5. 腸の働きを促進します。

ペクチンは、大腸がん予防に良い脂肪を増やし、ポリフェノールは腸内で抗がん物質の生成を助ける働きもします。 体に良いビフィズス菌の働きも活発にし、病気に対する抵抗力を高めます。
 
また、ペクチンは体内に蓄積された重金属、異物、発がん物質などを除去する効果があるため、 近年のように環境汚染により体内に蓄積される重金属が心配される時代には、ぜひ摂取すべき食品です。

6. 呼吸器に大きな助けとなります。

抗酸化物質が肺に大きな助けとなります。多くの研究で、りんごを定期的に摂取した人は、呼吸器疾患の発症率が全体的に低いという結果が出ています。 イギリスの大学の研究結果によると、週に2個以上りんごを摂取した人は、喘息の発症率が20％以上低いことが明らかになりました。
 
これはケルセチン、フラボノイド成分によるもので、肺機能の強化、回復などを助け、 普段から呼吸器疾患を抱えている場合は、症状の改善と予防に役立つそうです。 また、肺がんの発症リスクを44％まで下げるとも言われているので、呼吸器が弱い方はぜひ摂取してみてください。

7. ダイエットに役立ちます。

豊富な食物繊維が満腹感を与えてくれるため、体重減量や調整に役立ちます。

8. 歯と歯茎の健康に役立ちます。

りんごは皮ごと食べるのがおすすめです。皮をきれいに洗って食べることで、歯と歯茎の間に挟まっている細菌膜や異物を効果的に取り除き、 歯と歯茎の歯周病を予防するなど、口腔の健康管理にも非常に役立ちます。
 
また、口が渇きやすい人や、乾燥しているため白い斑点が出やすい人、唾液がスムーズに出ない人にも、症状を緩和させる効果があるため、 ぜひりんごを摂取することをお勧めします。
 
このように良いりんごにも、一つだけ注意すべき点があります。りんごの食物繊維を、遅い時間に過剰に摂取してしまうと、 逆に腸の働きを過剰に促進してしまうため、スムーズな消化を妨げ、ガスが溜まりやすくなり、睡眠を妨げてしまう可能性があります。 そのため、寝る2時間前からはりんごを摂取しないようにしましょう。
 
また、酸性の成分が胃もたれを引き起こす可能性もあるため、胃が弱い方は少しずつ量を増やしていくことをお勧めします。 美味しく栄養価の高いりんごを、上手に摂取して、より健康的に生活してください。