爪に縦線が出来る理由と健康状態についてお話します。私たちは爪を通して健康状態を知ることができるそうです。 何気なく見過ごしてしまうこともありますが、爪が体に送っている危険信号ではないか、よく注意して見てください。 今日は爪についてお話します。

爪と健康

爪は4ヶ月から6ヶ月ほどの自分の健康状態を見ることができるという意味で重要です。特に爪というのは、1ヶ月に3mmほど とてもゆっくりと成長するのですが、徐々に起こる自分の体の変化を蓄積して記録してくれる、非常に頼もしいメッセンジャーです。
 
栄養状態、外傷、病歴、薬物、毒素への暴露など、爪にあるタンパク質成分はケラチンでできていますが、ケラチン基質に影響を与える 要因が何であれ、爪の外見を変える可能性があります。
 
体調が悪いと、肌もカサカサになり、髪も細くなり、肌トラブルも起こり、顔色が変わります。血色だけで、その人が健康かどうかを ある程度判断することができます。生理の時期になると、生理痛がひどくて起きられないという方は、顎の下に跡が残る方がいます。 子宮が良くない人に多いです。
 
また、胃腸が弱ると、肌のトーンが非常に黒ずんで、トラブルが発生することも多いように、爪も同じです。皮膚の一部であるため、 体内の健康状態を反映するという点で、爪の状態、色、模様などを観察することで、体に起こっている変化、つまり病気の可能性を 疑うことができるのです。

爪の状態による疑いのある疾患

健康な爪を見ると、三日月形、半月形は爪の根元に相当します。毛細血管が透けて見えないため、非常に白く見えるはずです。 三日月形の部位は、爪全体の色のほうがホットピンクである必要があります。
 
爪を見る際には、半月部位、ネイルプレートの色に異常がないかチェックすれば良いでしょう。爪を構成する様々な主要なミネラルが ありますが、爪の半月がはっきりしていて、滑らかな曲線であれば、とりあえず健康な爪と考えて良いでしょう。
 
もし、半月がないという場合は、免疫力が低下しているか、甲状腺機能低下症ではないかと疑うことができます。また、半月が 大きすぎる人もいますが、そのような人は甲状腺機能亢進症の原因となっている可能性があります。そして、爪の先端がなくなっていて、 爪板の大部分が白色に変色した爪があります。これは、肝硬変患者の80％で観察される爪の様相でもあります。
 
また、青い爪は心臓病の疑いがあります。特に、三日月の色が非常に青色、空色をしている場合がありますが、これはウィルソン病で よく見られる爪です。
 
ここが赤すぎる場合は、心不全。そして黄色に変色した場合は、抗生物質治療をよく受けている人が黄色くなることもあります。 また、青みがかった灰色に変色する場合は、銀中毒を疑うことができます。このように、三日月の色が変わるのは、ミネラルの一部が 過剰摂取になっているためです。
 
女性は、最近ジェルネイルをよくされていますが、長すぎると爪が呼吸できず、栄養供給がうまくいかず、妊娠したり、水分補給が うまく手足の先まで届かなくなったりすると、血行にも問題が発生します。
 
普段からキューティクルの除去を全くせず、きちんと管理しているのに、爪がゴツゴツしている場合は、まず血虚症（貧血）を疑う 必要があります。その他にも、甲状腺疾患や乾癬を疑う必要があります。

爪に縦線がある場合

1. 水分不足 無理なダイエットによる栄養不足の場合
2. 2つ目は、手の乾癬が多いです。手の乾癬の場合、縦線以外にも、爪が非常に厚くなり、しわくちゃになり、ゴツゴツしてきます。
3. 3つ目は、血行不良の人が多いです。縦線の爪は、手足の冷え、特に手の末梢への血行が悪いため、手足が冷たくなり、爪の半月板 基質へのタンパク質供給も悪くなってしまいます。
4. 手足の冷えがあり、普段から生理痛があり、生理不順があり、手足の痺れを訴える場合、縦線の手だけでなく、爪がゴツゴツする 場合もあります。これは、必ず覚えておいてください。

病院の受診が必要な場合 5つ

• 黒い線のサイズが6mm以上で、急激に色が濃くなり、幅が広い場合。
  
  
• 黒い線の線が均一ではなく、不規則な形をしている場合
  
  
• 色素沈着が爪だけに限らず、特にキューティクルや爪周りの皮膚まで侵されている場合
  
  
• 爪が割れやすく、砕けてしまう場合
  
  
• 縦線が1本ではなく、複数あり、色も複数ある場合

終わりに

爪は、私たちの健康のまさにメータであり、爪にはここ6ヶ月の健康データがそのまま記録されているという事と、病気にかかると、 爪に変化が起こる可能性があることを覚えておいてください。健康な爪を維持しましょう。